小学校の頃から、真夜中12時くらいに外に出るのが好きだった。
昼間と違い、夜は人が全くおらず別世界のようで、普段歩く道も世界が違って見えた。
冬も雪が積もってるなか深夜徘徊を行っていた。
冬は特に別世界になる。
雪が降り終わり時間が止まる。
生き物はオレ一人。世界にオレ一人だけが生き残っている感覚だ。
運良くヤンキーにも絡まれず、近くの公園まで散歩し深夜の世界を堪能してから家に帰る。
結局は親にバレ出来なくなるのだが、ついこの間コンビニに夜中に行く途中に昔の深夜徘徊の感覚がよみがえってきた。
自分だけが居る世界。これがオレの理想らしい。
仕事も何もかもオレ一人で完結したい。
一人の世界に閉じ籠っていたい。
宝くじでも当たれば出来るかな。
一人だけになりたい夜、ありませんか。