わけわからん夢を見た。はっきり「夢を見た」と実感したのは久しぶりだ。
夢の世界では、「呪い」の概念がある。
誰から呪われるのか、呪われないためにはどうするか、詳細ははっきりしない。
ただ、呪われた生物は周りの生物を無差別に殺していくため、呪われた生物の駆除を行う儀式を行っている。
儀式の方法は体育館に生物を集め、待つ。暴れ始めた生物がいれば、そいつが呪われた生物だ。
俺は体育館の壁についている高いところにある通路?みたいなところから下にいる生物を
注視している。
という設定。夢に入った瞬間に認識した。
一騒ぎ起こった。黒い犬が暴れ始めた。呪われたらしい。
他の生物は体育館から逃げ出す。
犬は俺の足場に届くくらいの脅威のジャンプ力で特攻してくる。
俺はパンチで対応する。モグラたたきのように、ジャンプしてくる場所に向かい
グーをぶつけてやる。
何度か攻撃するうちに、犬はあきらめたのか、どこかへいなくなった。
次は猫が敵となった。白地に茶の斑点があるようなやつ。大きさはふつうのサイズの猫。
俺がいる足場まで助走をつけて突っ込んでくるようだ。一回目の攻撃。
足場にジャストで着地するようなジャンプ力だ。すかさず着地前に蹴り飛ばす。
体育館の床まで勢いよく落ちていく猫。ただあきらめてはいない。二回目の攻撃のため助走。
そしてジャンプ、特攻してくる。二回目のジャンプの勢いはハンパない。足場を超えて
俺の後ろにある壁に激突して跳ね返り、また床へ落ちていく。
なぜか二回目の攻撃時は黒猫になって飛んできた。
二回の攻撃で対策を考えたのか、一度俺ににらみを効かせ、三回目の助走にはいる。
俺も着地するだろう位置まで移動し、受け入れ態勢は整った。
助走、三回目のジャンプ。また白地に茶の斑点の猫になった。
進行方向に斜めから助走し、大回転のベリーロールでアタックを仕掛けてくる。
三回目の攻撃は。。。予想外だった。
遠くから特攻してくる猫は近づくにつれ段々大きくなる。
大きくなる。まるで飛行機と同じ大きさまで大きくなる。
こんなにでかいのに、距離が近いわけでもない。距離が近づくにつれ大きさも
より拡大していく。
視界いっぱいに猫が広がった。
こんなでかいのどうしようもないわ~と、一瞬で判断し、声が漏れる。
「うひゃお」と叫んだところで目が覚めた。自分の声で夢から覚めた。
汗はそんなかいていない。もう諦めの境地のレベルの絶望だったからだと思う。
しっかし、あんなに大きい容積のものが、自分の方向に飛んで来たら声も出るよ。
飛行機大の大きさの猫だもの。
この夢なんなん?