自殺する人がいると、残される人がいる。
自殺の理由なんてわからない。当たり前でしょ。
遺書に書かれたことなんか信用出来るか。
憶測なんかいくらでも出来る。
「残された自分は悪くない」言い訳なんかいくらでも作れる。
死んだ人との会話は出来ない。
一番近しい人でも心の中までは理解できない。
その理解できない「芯」に興味を持ち、尊敬をし、憧れをもつわけで
人は繋がろうとする。
死んだ人から気持ちを聞くことが出来ないまま
残された人たちは生きていく。
どこかで気持ちの折り合いがつくだろう。
だからと言って死んだ人が記憶から消えるわけじゃない。
それを背負って、生き残った人たちは生きていく。