自殺を決めたわけではない。
人間、いつ死ぬかわからん生き物なわけで、いつ死んでもいいように
遺書を書くことを決めた。
日常の中で少しずつ、少しずつ書くべきことの推敲を
頭の中で始めている。
たいていが今の財産の行き先のお願いになっている。
趣味で集めたものは同好の友達に渡って欲しいし、
素人ながらにして作った成果物はどうにかして世に出て欲しいとも思う。
そこらへんが心配でしょうがない。
今の親にできるとも思えないし。
書いたことをそのままやってくれる人がいれば安心できるんだが。
ただ今までの人生についてまだ感謝の言葉が出てこない。
誰かに向かってありがとうと言える人生ではないらしい。
人生に対しては割りと怨念しかない。
悔やむことしかない。
これからもこんな人生を送るなら
ここで決めてしまうのもひとつの手ではある。
いつでもその方向にいける覚悟を決める、ということで遺書を書くことにした。
このグダグダな性格の人間に遺書を書き上げられるかが心配。
まあコレくらいは頑張らないと。