アラフォーバツイチおっさんお埴輪ハオのブログ

離婚、実家へUターンしたアラフォーのいろいろ所感日記

国葬と密葬

父親と姉は自殺したので、密葬した。

 

正しくは姉は葬式すら上げてないので、直葬という形を取った。

姉はひきこもりで友達もおらず、誰も線香をあげには来ないだろうという

母親の判断で葬式を上げず、直葬となった。

警察の遺体置き場でオレと母だけで線香をあげ、そのまま火葬場へ直行。

火葬され、骨壺化。その時間およそ3時間。

葬式をしないという選択って、頭では理解できるが、いったいなんなんだ。

死亡確認後、直で火葬される人生ってなんなんだ。

 

父親は密葬となった。

そもそも密葬を行う場を調べるところから始まり、

自宅からはかなり遠い辺鄙なところで行った。

とても悔しく、涙が止まらなかったことを覚えている。

仕事もクビになり、友達もおらず、家でも阻害され、行き場がなくなった結果。

姉と同じだ。

行き場のない人生ってなんなんだ。死んだ方がいい人生ってなんなんだ。

 

どちらも残された家族は、少なくともオレは自分を形成する一つの価値観になった。

人は死ぬときは死ぬ。死にたいとか言わないで死ぬ。

行動を起こすときは、宣言の必要はないんだ。

やりたいことを淡々と行うんだ。

 

国葬が行われた。

建前なのかどうかはわからないけど、たくさんの人が故人について

追悼の意を示している。

父親と姉は誰からも追悼されなかった。

追悼される数の多少ではないけど、少なくともオレの場合は

沢山の人の心に残りたい。

とはいえ死んだらどうでもよくなるのかもね。