アラフォーバツイチおっさんお埴輪ハオのブログ

離婚、実家へUターンしたアラフォーのいろいろ所感日記

衝撃的な内容が含まれておりますので、閲覧に注意してください

テレビで人が殺される瞬間を流していた。

「衝撃的な内容が含まれておりますので、閲覧に注意してください」なんて表示がされてあったって
みんなはテレビを見るよう教育されている。
小さい頃から「昨日のテレビ見た?」とテレビ番組がコミニュケーションの根幹を担っているんだ。
だからまず家に帰ってテレビを見る。

母親がとても動揺してしまっていた。
テレビを見て、「一発目撃たれた後の動画があるはずなのに、二発目が流れない」と落ち着きなく話す。
当たり前だ。今のコンプラ、レギュレーションで致命傷を負わせた行為を公共の電波に流すはずがないことは
普通に考えてわかる。
「二発目もあるけど、テレビじゃ流せないでしょ、怖いもん」となだめすかし、座らせる。

何度かの続報ののち、18時ごろ、「殺された」と確定したよ、と伝えてあげた。
事実関係については動揺は全くない。
センセーションな発砲の瞬間について動揺していた。

衝撃を受けた。
動揺を隠せない事件なので、落ち着かないのは分かる。
なだめるのは同居人であるオレであることは分かる。
じゃあ、オレの動揺をぶつけていいのは誰なのか。
オレが泣きたくなったら誰が聞いてくれるのか。
オレがしんどい時は誰が背中をさすってくれるのか。
誰もいないんだ。
孤独、独り、独身、異常。
自分が置かれた立ち位置が衝撃的過ぎて、その日は眠れなかった。
次の日もずっと調子が悪い。
自分の絶望の箱を閲覧してしまった。
今まで見ないようにしていた絶望の箱は、閲覧は注意すべきだった。
余りにも衝撃的な内容が含まれていた。
「お前は孤独だ」と名指しでオレの事を指摘する悪魔のオレがいた。

絶望の箱を見た犯人はいたたまれず、絶望に立ち向かえず
現実、いや偶像に逃げた。
功名心とか、そういうのはなかったはずだ。
絶望の箱。
それは開けてはいけない。見てはいけない。
衝撃的な内容が含まれているからだ。